内祝いを贈るときのマナー
内祝いとはもともとは、おめでたいことがあったときにそのおすそ分けとして、贈る内々のお祝いのことでした。今ではお祝いを戴いたときのお返しという意味で捉えている人も多いでしょう。この内祝いについてですが、マナーのある贈り方をしたいものです。
まず、大切なのは金額です。基本的には戴いた品物の半額か3分の1程度の金額のものを贈ります。戴いたものと同額のものやそれよりも高価なものを贈ってしまうと、相手が恐縮してしまいますし、失礼にもあたります。また目上の人から高価なものを戴いたときにはむりをして半額返しにこだわる必要はありません。そのような場合はお手紙や子どもの写真を添えるなど気持ちを込めて贈ると相手の方も喜んでくれます。
内祝いに何を贈ればいいの?
では半額返しというポイントを抑えた上で、どのような品物を贈るのがいいのかを考えていきましょう。
無難な線では洗剤などの日用品です。誰でも使うのでハズレがありません。その他には肌触りのいいタオルや、ちょっと高級で自分ではなかなか買わないような調味料やお菓子やお茶も喜ばれます。ただ、このときに気をつけたいのは誰に贈るのか、ということです。子どものいるご家庭にならお菓子は喜ばれますが、甘いものが苦手な一人暮らしの人にお菓子を贈ってもご迷惑になってしまいます。相手の好みを把握して贈りましょう。
連名でお祝いを戴いて、半額返しにすると、だいぶ安くなってしまうようなときはちょっとした焼き菓子や入浴剤などをかわいくラッピングして贈ると気持ちが伝わりますよ。