病気に対してお見舞いをいただいた時(快気内祝い)

お見舞いをもらったときのお返しのマナーと時期

病気やケガで入院したときにお見舞いをもらったら、退院した後でお礼をするのが一般的です。その際ののし書きは「快気祝い」または「快気内祝い」を用います。ただし、退院してもケガか病気の完治までにはしばらく療養が必要な場合もあるでしょう。その場合はのし書きを「退院祝い」とすれば完治を待たずに早めにお礼を渡すことができます。通常、快気内祝いを渡す時期は、退院から10日前後が目安です。長くても1カ月以内には渡せば失礼にはなりません。ただ、職場の人など、毎日のように顔を合わせる相手にはできるだけ早めに渡すのがマナーです。また、入院はせず通院だけでお見舞いをもらったときは、完治したときか回復の見込みが立ったときに渡すといいでしょう。

快気内祝いの相場と好ましい品とは?

お祝いやお見舞いのお礼は「半返し」といわれています。快気内祝いの相場も、いただいたお見舞いの半額から3分の1程度が相場です。ただし、相手が社会的地位が高い人の場合、高額なお見舞いをくれるケースもあります。そのようなときは、半額でお礼をするのはかえって失礼になることもあるため注意しましょう。例えば10万円のお見舞をいただいたときは、せいぜい2~3万円程度のお礼でも特に問題はありません。 快気内祝いとして好ましい品は、食べ物やタオル、洗剤など後に残らない消耗品です。これは、誰もが使うものを選ぶほうが無難であるとともに、病気やケガがずっと残らないという意味も含まれています。ただし、お礼の相場や品は地域ごとのマナーもありますから、住環境に合わせて考えるほうが失敗はありません。